「研究機関の理研」とは別
まず念のためですが、理研分析センターは、STAP細胞の研究で注目を浴びた「理研」とは関係ありません。山形県鶴岡市にある一般企業です。
精度の高い内部被曝検査が特色?
Yahoo!知恵袋を見てみますと、理研分析センターは、「内部被曝検査」関連でちょくちょく名前が出てきます。
以下、Yahoo!知恵袋からの抜粋になります。
Q:「神奈川県在住の2児の母です。放射能が気になり聞きたいのですが、子供の尿検査(セシウムがあるかないか)の検査は、どこでやってくれるのでしょうか?分かる方教えて下さい。」
A:「詳しくは分かりませんが、理研分析センターか内部被曝センターでしてくれると思います。
尿が2リットルいるらしいですが…。」
(参考)
・Yahoo!知恵袋:神奈川県在住の2児の母です。
Q:「子供の内部被爆の検査をしようと思います。
24000円で20ccの尿でできる検査は知ってるのですが、その検査は20ベクレル以下だと不検出とでてしまうそうです。」
A:「株式会社 理研分析センターというのを見つけました
尿検査・・・2リットル
母乳検査・・・500ml〜1リットル
ペットボトルなどに入れてクール便で送る。
料金(通常)・・・22,000円
料金(精密)・・・30,000円
その他野菜や土壌など・・・12,000円
オムツ尿検査・・・39,900円
(オムツ尿検査の検出下限値:ヨウ素131・セシウム134は0.24bg/kg、セシウム137は0.27bg/kg)
となっています」
(参考)
・Yahoo!知恵袋:子供の内部被爆の検査をしようと思います。
0・1 Bq/kg単位の測定が可能
公式ページを見てみますと、理研分析センターの場合、検出限界が 0・1 Bq/kg以内の検査も可能。検査結果は1キロあたり1ベクレル以内が多いようですので、適切な検出下限値だと思います。
料金はいくらかかるの?
公式ページによれば、検査は精度の高いゲルマニウム半導体検出器で行っています。
検出限界が低い場合、測定時間を長くして計測しています。なので費用も高めに設定されています。
〇 尿・母乳の放射能検査の料金
(通常の量の場合)
・2000ml送付の検出下限
0.10 Bq/kg 以下 20,000 円
0.040~0.070 Bq/kg程度 38,000 円
0.015~0.040 Bq/kg程度 要 問い合わせ
・500ml送付の検出下限
0.30~0.50 Bq/kg程度 20,000 円
0.15~0.30 Bq/kg程度 48,000 円
(少量の場合)
・200ml送付の検出下限
1 Bq/kg 以下 20,000 円
0.5 Bq/kg 以下 48,000 円
・100ml送付の検出下限
2 Bq/kg 以下 15,000 円
1 Bq/kg 以下 48,000 円
※料金は税抜金額です。
検査の手順は?
検査の流れは次のとおりです。
・HPの申込書に必要事項を記入してFAX or メール or 電話
↓
・申込書に記載の電話番号に折り返し電話。
内容、料金等について、説明、確認、確定。
↓
・試料を理研分析センター本社まで宅配で送付。
申込書または内容を記載した紙を宅配に同封。
↓
・尿検査の場合であれば7営業日程度で検査結果を郵送
↓
・料金を銀行振り込みか郵便局で支払い(後払い)
理研分析センターってどんな会社?
理研分析センターは、放射性物質の測定のほか、環境分析(大気・土壌・水質)・アスベスト検査といった事業を手掛けています。
設立は1977年(昭和52年)。本社は山形県鶴岡市にあります。
取引先は民間企業だけでなく国土交通省、農林水産省などの官公庁や、福島県、山形県といった自治体もあります。
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